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Excel XLOOKUP 関数 完全攻略:VLOOKUPの進化版!

Youngam 2025. 6. 8. 23:22
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Excelでデータを検索・連携する代表的な関数には、VLOOKUP、HLOOKUP、INDEX、MATCH などがあります。しかし、2020年以降に登場した XLOOKUP 関数 は、これらの欠点を補い、強力かつ柔軟な機能を提供してくれます。

この記事では、XLOOKUPの基本的な使い方から実務での応用例までわかりやすく解説します!


🔍 XLOOKUPとは?

XLOOKUPは、縦方向・横方向を問わず、検索したい値を正確に見つけてくれる関数です。VLOOKUPの限界を克服した次世代関数で、Microsoft 365 および Excel 2021以降 で使用可能です。


📌 基本構文:

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XLOOKUP(lookup_value, lookup_array, return_array, [if_not_found], [match_mode], [search_mode])
  • lookup_value:検索したい値
  • lookup_array:検索対象の範囲(例:IDのリスト)
  • return_array:返す値の範囲(例:名前のリスト)
  • if_not_found(省略可):見つからないときに表示する値
  • match_mode(省略可):一致の方法(0:完全一致, -1:以下, 1:以上, 2:ワイルドカード)
  • search_mode(省略可):検索方向(1:最初から, -1:最後から)

🎯 XLOOKUP vs VLOOKUP 比較表

機能VLOOKUPXLOOKUP
検索方向 右方向のみ 両方向可能
列番号の指定 必要 不要
見つからない時の処理 エラー (#N/A) 任意の値を指定可能
並び替えの必要性 必要(近似値時) 不要
配列の返却 不可 可能(多次元も対応)

🎨 色の意味:

  • 🔴 赤:検索する値
  • 🟢 緑:検索対象の列
  • 🔵 青:返される値の列

F4キーは「$」マークを付けて行や列を固定する機能です。

例えば $I3 は「列Iは固定、行は変動」を意味します。
J3のセルをコピーしてJ4に貼り付けると、$I4 に変わります。
I3をコピーしてH3に貼ると、$I3 のままで、列Iが固定されていることがわかります。


🔁 上から検索 vs 下から検索

同じ値(例:A)が複数ある場合、XLOOKUPはデフォルトで上から順に検索します。
下から検索したい場合は、以下のように書きましょう:

excel
=XLOOKUP($I3,$D:$D,$E:$E,,,-1)

✅ 複数条件のXLOOKUP

A〜Dが混在しているような状況では、複数条件XLOOKUPを使いましょう。

excel
=XLOOKUP(1,($D$3:$D$9=$I3)*($C$3:$C$9=$H3),$E$3:$E$9)

動きの仕組み:

  • ($D$3:$D$9=I3) → コード列と一致するTRUE/FALSEの配列
  • ($C$3:$C$9=H3) → 性別列と一致するTRUE/FALSEの配列
  • * で掛けることでAND条件に(TRUE×TRUE=1、それ以外は0)
  • XLOOKUP(1, …) は最初に一致する行を見つけて値を返す

※「1」はTRUE、「0」はFALSE、「+」はOR条件を意味します。


ご質問などありましたら、コメントでお知らせください!

 

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